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キネ
シオロジーという名前は、ギリシャ語のキネシス(筋肉)とロゴス(学問)という言葉を組み合わせてつくられたものです。
カイロプラクティックから発祥し、1960~1970年頃に確立されていきました。
ある感情を抱くと、この筋肉に力が入らない、ということが発見され
筋肉と感情の関係を紐づけて体系化されていきました。
そして、筋肉の反射を確認することで
自分で認識している領域(顕在意識)ではなく
自分が知り得ない、
あるいは忘れている、
潜在意識の領域で
自分が何をどう感じているかを確認することができるという
画期的な方法が編み出されました。
それがキネシオロジーです。
例えば、イヤなことがあった時、身体を重く感じたり
驚いた時に身体が固まった経験はありませんか?
好きな人といる時にはリラックスし、
やりたいことを楽しんでいる時には「力がみなぎる」感覚を感じたことはありませんか?
あるいは「やろう」と思っているのに、なぜか上手く進まないなんてこともあります。
それは、心の声に耳を澄ましてみれば、本当はやりたくないことだったということもあります。
身体は、私達の気持ちよりはるかに正直に反応しています。
この反応は自然と起こります。
意識でコントロールしているのではなく、
無意識、つまり潜在意識で感じていることの反映なのです。
初期のキネシオロジーは、医師や医療従事者など専門知識を持つ人が使うものでした。
しかし、これを、もう少し使いやすいように
ジョン・シー博士が「タッチフォーヘルス」というメソッドにまとめ、
一般にも広く知られるようになりました。
現在、「キネシオロジー」を使った療法は、200種類以上あると言われており
皆さんによく知られている「オーリング」もキネシオロジーの1つです。
海外では、大学の学部・学科でキネシオロジーを学べる国もあります。
また、国家資格となっている国もあります。
ヨーロッパやニュージーランドでは保険適用がされている療法でもあります。
オーストラリアなどでは特に盛んで認知も広がっていますが、
キネシオロジストになるには、数百時間の単位を取得する必要があります。
日本でいうと、鍼灸師のように、国家資格を得て施術できるキネシオロジストになることができます。
海外では広く盛んに利用されている認知度の高い療法ですが
日本ではまだまだ知られていません。
今後日本でも広まっていくのではないかと思います。
あなたが子どもの頃に体験したこと。
あなたの脳は、記憶の彼方にその出来事を押しやって、忘れているかもしれません。
ですが、あなたの身体もずっと、その出来事とその時の感情をしっかり記憶しています。
不思議なことに、身体の記憶も日常生活に影響を及ぼしていることが多いのです。
キネシオロジーを使うと、どの記憶が現在に影響を与えているかがわかります。
これは、筋肉の反射を通して潜在意識にアクセスしているからなのです。
さらに調整を加えることで、その記憶の影響から抜け出すことができるのです。
身体がすべてを知っているとしたら、身体が思っていることを知れたなら
人のもっている可能性が大きく広がります。
キネシオロジーはその身体の記憶にアクセスできるのです。