キネシオロジーセッションをしているときに
身体から原始反射の調整をしてほしいという反応が筋反射を通して伝わることがあります。
原始反射とは、赤ちゃんから乳児の期間に
生存と成長のため、反射的に行う行動のことです。
赤ちゃんの口元に哺乳瓶を近づけると吸い付く
手のひらに物を近づけると自然と握る
これらの動作は、赤ちゃんの意志で行われるのではなく反射的に行われています。
この反射的な行動を通して、赤ちゃんは自分の感覚を育てているのです。
手で物を掴み重さを感じる、落として距離を感じたり、音を聞くなど
触覚、視覚、聴覚などの感覚を統合していくことで、
脳がまとまり、精神が穏やかに発達するようになります。
この反射は、生まれてから一年くらいまでの期間に現れ、その後自然に消えていきます。
このことを原始反射の統合といいます。
ただ、あかちゃんの状態や環境の影響により統合がうまく進まない場合もあります。
すると、学習能力が落ちたり、サバイバル反応が強く出るようになったり、
高次思考ができなくなったり、感覚処理がうまくできなくなったり、
運動機能、知能レベルにも影響するなど、
発達障害を引き起こす一因になるともいわれています。
原始反射は、赤ちゃんがお母さんの胎内にいる時から始まるものもあります。
例えば、お母さんがストレスを感じると
胎内の赤ちゃんの身体も、キュッと身体を固くして縮む反応をします。
これは恐怖麻痺反射と言って、赤ちゃんが緊急事態に備えるための原始反射の1つです。
この恐怖麻痺反射は、お母さんのお腹の中にいる間に統合されて自然と消えるのですが
何等かの要因により、統合が進まないことがあります。
妊娠中のストレス
出産時のストレス
帝王切開
赤ちゃんの運動量の不足
乳児期のストレス
薬物の影響
栄養不足
これに加えて現代社会における高ストレス、電磁波、
食品添加物なども大きな影響があるといわれています。
うまく統合されなかった場合は、学習機能、運動機能、思考パターンなどの発達を妨げることもあります。
近年、発達障害の子供が増えているのは、この外的な要因の影響を受けている可能性も大きいのです。
原始反射が統合されないことが、発達障害・学習障害の引き金にもなるのです。
例えば先ほど例に出した、恐怖麻痺反射の統合がされないと下記のような影響が出ると言われています。
引っ込み思案になる
人前で恥をかきたくない気持ちが強くなる
ストレスに弱くなる
柔軟に対応する力が弱くなる
自己信頼、自己肯定感が低くなる、
愛情表現が苦手になる、
暗いところが怖い
乗り物酔いしやすい
内弁慶になりひきこもる
暑さ、寒さに弱い
キネシオロジーセッションで、原始反射の調整をすることは
受精、胎内、誕生時、乳児期の頃の
無意識状態が全開の期間にアクセスするため
強い刷り込みや、細胞レベルでのインプリントに触れることになり
とても深いレベルでの調整になるのです。
色んなヒーリングをしてみても、なかなか自分の期待する効果を感じられない
そんなことを感じる時、
もしかしたら、あなたの身体は『原始反射の調整をしてほしい』と
訴えかけているのかもしれません。
キネシオロジーセッションでは、そんな身体の切実な声も筋反射でひろうことができます。
そして、原始反射の調整をすることが可能です。
気になる方、お悩みの方は、ぜひ一度
キネシオロジーセッションを試してみてくださいね。